大型看板撤去工事
手作業による溶断、高所作業車、クレーン車等を使用して鉄骨を切断します。
杭抜き工事
重機により掘削をし、既存杭頭部を確認することから始まります。
杭頭部に露出している鉄筋は事前にガス溶断やカッターを用いて撤去します。
ケーシングを回転、掘削させ、途中ケーシングを継ぎ足しながら杭の先端まで挿入します。杭先端まで掘削後、ケーシングを引き上げると、杭周りは完全に掘削されて土との摩擦がなくなります。
杭にワイヤーを掛けて引き上げた後、発注者に指定された埋戻し材で杭穴を埋め、工事完了です。
小型焼却炉撤去工事
「工事に従事する労働者のダイオキシン類による健康障害防止」「解体工事に伴うダイオキシン類による周辺環境汚染の防止」「解体工事で発生する廃棄物の適正処理」を基本方針とし、関係法令及び通達等を遵守して工事を進めます。
現場において煙突部分等をばらし、クレーンで吊上げトラックに移設。
その後、解体専用施設(屋内)に移動・設置し、隔離養生(3重)をした上、「関係者以外立入禁止」として解体します。
セキュリティゾーンや負圧除じん装置を設置・稼働させ、高圧洗浄機で洗浄しながら解体を行います。
洗浄による汚水は常時揚水ポンプでドラム缶に取水し、産業廃棄物(汚泥)として処理。
炉内の耐火レンガを撤去(ハツリ)、袋詰めして高圧洗浄することにより品目ごとの分別処理となります。
移築解体工事『古民家再生』
めざましい高度経済成長を迎えるとともにあらゆるものが変化する中、歴史的遺産としての「民家」も確実に減少しました。
大量生産、大量消費も住宅業界に及び、大量供給が工業化へ進みましたが、その一方で町並み保存が各地で盛んになりました。
伝統的木造技術が再認識され「民家再生」や「古材」の再利用が注目されています。
クワバラ・パンぷキンは移築解体の技術も継承してまいります。
移築解体の流れ
【1】事前調査
- 建築年代、設計図、設計者、施工者等を確認します。
- 建物の歴史、履歴を確認します。
- 文化財的価値を確認します。
- 天井、長押、床等の内部造作を確認します。
- 小屋組を確認します。
【2】番付け、写真撮り
- 番付元表を作成します。
- 元番に基づいて番付材を取り付けます。
- 各部材の上端に朱墨で番付します。
- 解体前・解体中に取り合い部分等の写真撮りをします。
【3】解体作業
- 部材を傷めないよう、細心の注意を払います。
- 楔、栓、釘等は全て慎重に抜きます。
- 解体した部材は釘仕舞してよく清掃します。
- 内部造作を全て取り外した後、屋根瓦、小屋組、軸組の順に解体します。
【4】養生・梱包
- 養生材は事前に種類や使用量を確認します。
- 化粧材はダンボール等で養生し、適宜添え板等で補強します。
- 障子やふすまは梱包した後上部を開封し、むれないようにします。
- 釘隠、栓、楔等の小物は数量を確認して収納します。
- 鬼瓦、栓、楔等の小物は数量を確認して収納します。
- 梱包した後、内容物を表書きします。
- 「梱包覚書表」を作成します。
【5】格納・運搬
- なるべく混載せず、同種類の部材ごとに運搬します。
- 建具の手引、取っ手、蝶番党の金具同士がぶつからないように留意します。
- 部材が変形しないように水平に積み、荷と荷の間には材木等の養生材を挟み、互いに傷がつかないようにします。
曳家工事
曳家工事とは、建物をそのまま移動する工事です。区画整理で建物を移動しなくてはいけない場合や、敷地の有効利用を図る為などの理由で、建物を移動させたい場合に、建物をそのままの状態で油圧ジャッキで上げ、レールで移動させます。
その他特殊解体工事
コア抜き工法、カッター工法、ワイヤーソー工法などがあります。