
SBT認定
温室効果ガス削減目標が
SBT認定を取得
株式会社クワバラ・パンぷキン(以下、「当社」といいます。)は、「価値ある未来と環境を創造する」を経営理念とし、地球規模で進行している気候変動問題を、単に環境分野だけの課題にとどまらず、社会全体の持続可能性を左右する重要なテーマであると捉えています。
この問題に取り組むことは、次世代に豊かな地球環境を引き継ぐための責任であり、当社にとっても最優先で対応すべき課題の一つです。
当社は事業を通じて環境への負荷を低減し、地域社会やパートナー企業と連携を深めながら、より良い未来を実現するための取り組みを推進しています。
特に温室効果ガスの削減は当社の重要な使命であり、具体的な目標を明確に設定し、その実現に向けて全社一丸となって取り組んでいます。
その一環として短期の温室効果ガス排出量削減目標※1を策定し、2024年11月、SBTi(Science Based Targets initiative)の認定を取得しました。
この認定により、当社の削減目標が「パリ協定」に基づく国際的な水準と整合していることが証明されています。
当社のGHGプロトコル※2に基づく2030年度の温室効果ガス排出量及び削減目標は次のとおりです。
※1パリ協定(世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する)が求める水準と整合した温室効果ガス排出削減目標
※2GHG(温室効果ガス)プロトコルとは、企業をはじめとした組織単位の温室効果ガス排出量算定・報告の国際的なスタンダードとなっている規格


1.温室効果ガス排出量と削減目標
【排出量の現状】(2023年度)
- Scope1(直接排出)850.3 t-CO2/年
- Scope2(間接排出)637.5 t-CO2/年
- 合計(Scope1+Scope2)1487.8 t-CO2/年
【削減目標】
-
短期目標
2030年までに
基準年(2023年)比で
温室効果ガス排出量を
42%削減
(※Scope1+Scope2
= 854.7 t-CO2/年 まで削減) -
長期目標
2050年までに
カーボンニュートラル
(実質ゼロ)を達成

※3Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
※4Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出(上表はマーケット基準の排出量)
SBT水準の削減のイメージ


2.具体的な取り組み
1
再生可能エネルギーの活用
- 自社施設における太陽光発電設備の設置
- 再生可能エネルギーを
使用した電力プランへの切り替え - 再エネ電力証書の活用による排出削減
2
省エネルギー設備の導入
- 工場等の設備を更新する際は
最新の省エネルギー機器の導入 - 高効率空調やモーター設備の導入
3
車両のハイブリット化
- 車両の買い替え時に
燃費効率の高いハイブリッド車を導入
4
排出量のモニタリングと報告
- GHGプロトコルに基づき排出量を
算定し、
進捗を年次報告
5
サプライチェーン全体での削減
- Scope3(サプライチェーン全体での
排出)も
視野に入れた削減計画の
策定と実行
6
車両の走行情報管理
- 全車両ドラレコ設置により走行状態の
情報管理を行い、適切な走行速度を
維持し、
低燃費運転推進
脱炭素社会に向けた展望
当社は、環境問題への対応が持続可能な社会を築く基盤であると考え、地域社会や顧客との連携を深めながら、未来の世代にとって価値ある環境を提供できるよう努力を続けてまいります。
その中で、より一層の省エネルギーの推進や太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用に取り組み、SBTiの認定を取得した温室効果ガス排出削減計画の達成を目指してまいります。